開業資金融資を受けるには、日本政策金融公庫(公庫)に相談したほうが良いのか、信用金庫(信金)に相談したら良いか迷う方が多いと思います。
 おそらく、利率や返済期間、融資枠等の条件で比較されることが多いですが、実際には融資を受けるためのハードルを機にされる方が多いようです。
 信金の場合は、信用保証協会付きの融資を受けることになり、信用保証協会付きの融資を受けられるかどうかは、信用保証協会の審査に通るか通らないかがカギになります。信用保証付き融資の場合、リスクは信用保証協会が負担してくれて、利息は信金が受け取ることができます。したがって、信金は融資希望者が融資を受け取ることができるよう、事業計画書等の作成のサポートや、融資希望額の決定方法など、第三者的な立場から相談に乗ってくれることになります。
 一方、公庫の場合は、融資を受けられるかどうかは、当然、公庫の審査に通るか通らないかがカギになります。したがって、窓口担当者も審査が通るようにアドバイスはしてくれますが、アドバイス内容は慎重になりがちですし、融資希望者も自分の預貯金の内容等をどこまでぶっちゃけて良いのか慎重になりがちです。
 金利面では信金の方が高く、信用保証料も支払う必要がありますが、市区町村の制度融資が整っている場合には、信金の窓口に相談することをお勧めします。
 市区町村の制度融資が整っていない場合や、整ってはいるが利息負担額を返済終了時まで補助してくれないような市区町村の場合には、お近くの税理士・認定支援機関等に相談の上公庫に申し込むことをお勧めします。  

 

 

 

信金+信用保証協会

公庫

利息の受取り

信金

公庫

信用保証料の受取り

信用保証協会

審査(面接)

信用保証協会

公庫

リスク負担

信用保証協会

公庫

相談窓口

信金

公庫

利率

高いが市区町村の補助も

低い

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