スマホからガラケーに電話帳を移行するには?

やっぱり事業には固定電話があった方がよい?

個人事業や会社の設立にあたって、やはり固定電話はあった方が良いものだと思います。

固定電話を開通したものの、電話番をわざわざ雇う余裕もないため、出かけるときには携帯電話に転送しているが、着信のときに発信元の電話番号が表示されるが、初めから携帯にかかって来たのか、固定電話から転送されて来たのかが区別がつきませんよね?

電話に出るときに「はい、〇〇(名前)です。」と答えるか、「はい、〇〇株式会社です。」と答えるか、あるいは携帯電話にかかってきたなら出られずに留守番電話に転送されても不自然ではないが、固定電話の転送なら通常誰かが出るのが自然で、鳴りっぱなしや留守番電話に転送されるなどは不自然ですよね?

どうすれば区別がつくのか?

1つの携帯電話に2つの電話番号があれば、固定電話の転送先は2つ目の電話番号にしてしまえば良いのです。


2つ目の携帯電話番号を保持するには?

では、1つの携帯電話に2つ目の電話番号を付与するにはどうすれば良いのでしょうか?

スマートフォンなら050PlusなどのIP電話アプリをインストールしておき、固定電話の転送先をIP電話の050番号に設定しておけば、IP電話アプリの通知が鳴れば固定電話の転送だというのが一目瞭然にわかります。

しかし、IP電話には重大な問題点が、それは、音が悪すぎる、ブツブツ切れるといった通話品質の問題です。最近ではコストも安いため、ビジネスでもIP電話を使う業者が増えていますが、たまに何を言っているのかわからないためイライラします。特に、IP電話を使っている相手の方から「聞こえないんですけど!」とか言われると電話を切りたくなりますよね?

そこで、そのようなわけで、転送先をIP電話にするわけにもいかず、2つ目の携帯電話番号を入手するために、不本意ですが、待ち受け専用の携帯電話をもう1台入手することになりました。


2台目の携帯電話を安く保持するには?

そして、ソフトバンクのプリペイド携帯電話「シンプルスタイル」が、3,000円のプリペイドカードで420日間電話番号の維持が可能なため、1カ月215円で待ち受け専用の携帯電話が所持できるということが判明しました。

4,000円分チャージ付きで6,458円の301Zがリーズナブルで、コンパクトでバッテリーも長持ちして、2台目としては手がかからなそうなので、301Zを購入しました。ソフトバンクショップで購入すると、契約事務手数料3,000円が必要ですが、プリペイド4,000円から充当されるので、待ち受け専用としては関係のない話です。

Amazon等で購入すると、事務手数料はかかりませんが、別途3,000円分のプリペイドカードを購入する必要があるので、3,458円以下で新品が販売されていればソフトバンクショップよりも安いことになります。


スマホからガラケーにアドレス帳を移行するには?

前述の通り、待ち受け専用としては301Zは最高の機種なのですが、電話帳を301Zに移行するには、PCとはケーブル接続が取れず、vCardファイルを作成しmicroSD経由で301Zに移行するしかありませんでした。

しかし、icloudもしくはGoogleコンタクトからvCardファイルでエクスポートし、microSDに移動して済めば簡単だったのですが、そうは行きませんでした。

前置きが長くなりましたが、スマホ(iPhone)からガラケー(301Z)に電話帳を移行した手順を記述します。

まず、移行元データの作成です。

  1. iPhoneの電話帳はicloudには保存せず、SynctasticアプリでGoogleコンタクトに保存しています。
  2. Googleコンタクトから移行したい連絡先を選択し、Outlook CSV 形式でエクスポートします。
  3. エクスポートしたCSVファイルは、Excelで開くと電話番号の頭のゼロが消えてしまうので、いったんメモ帳で開きます。
  4. 「-」が「?」に変換されてしまっている等の文字化けを置換機能で修正します。(置換機能を利用するにはExcel上よりもメモ帳上の方が確実です。)
  5. 新規のExcelシートを開き、すべてのセルを選択し、表示形式を文字列に直しておきます。
  6. メモ帳で開いたCSVファイルを全範囲コピーし、文字列に直した新規のExcelシートに、「形式を選択して貼り付け」で書式なしでテキストのみ貼り付けます。

次に、301ZからmicroSDにバックアップしたvCardファイルをCSVに変換します。

  1. 301ZにmicroSDを挿入し、電話機能>電話帳バックアップ>保存を選択する。
  2. 301ZからmicroSDを取り出し、PCに変換アダプタ挿入します。
  3. 携帯アドレスデータCSV変換というソフトをダウンロード・解凍し、アプリケーションを開いて、microSDのvCardファイルを選択し、CSVに変換します。

最後に、移行元のExcelシートから301Z側のCSVファイルへの移行です。

  1. 301Z側のCSVファイルを開き、移行元のExcelシートから301Z側のCSVファイルに1列ずつコピペし保存します。
  2. 携帯アドレスデータCSV変換で301Z側のCSVファイルをvCardファイルに変換してmicroSDのvCardファイルがあった元の場所に保存します。
  3. 301ZにmicroSDを挿入し、電話機能>電話帳バックアップ>読み込みを選択して完成です。

手間がかかりますが、vCardファイルのみでの操作を諦めて、CSVで日常の操作を行うことがポイントです。