携帯電話代が高い!
スマホの携帯電話料金が高くてお困りの方も多いと思います。
私も今まで、SoftbankのiPhone5cを使ってきましたが、料金月額は、
- ホワイトプラン 934円
- パケットし放題フラット 5,700円
- ウェブ使用料(i) 300円
- テザリングオプション 500円
- Softbank以外に発信するときの楽天でんわ代 30秒10円
合計 7,434円(税抜)+楽天でんわ通話料(月々3,000円くらい)でした。
MVNO(格安SIM)が安いということは、よくネットで宣伝されていましたが、2年縛りもまだ残っているため、あまりよく考えていませんでした。周りにも利用している人がいませんでしたので。
しかし、妻のdocomoの携帯電話の2年縛りが今月から2カ月更新期間となるということで、考える機会ができ、MVNOを使ってみることにしました。
MVNOが向いている人は?
MVNOが向いている人をまとめると、
- 機種変更後2年超の携帯電話を持っていて、月々割等の割引が終わってしまっている人
- 自宅に固定のWi-Fi環境が整備されている人
- 自宅でWi-Fiを使っていれば、月7GBも使わないですね。私は2GB程度です。
- 通勤時間が短い人
- 通勤時間の暇つぶしでネットサーフィンすると大量にデータ量を消費します。最近では満員電車で文庫本なんかを読んでいると、白い目で見られるようになってしまいました。
- キャリアメール(docomo.ne.jp等)が不要な人
- キャリアメールが無いと使えないサービス(タイムズカープラス等)もありましたが、今ではほとんどなくなっています。
- 友達でガラケーの人がいる場合は、キャリアメールじゃないと迷惑メールとみなされて受信できないなんて人もいましたが、スマホ全盛の最近はそれをやると連絡に支障をきたすため、無条件に迷惑メールにならないようにしているハズ(?)です。(私の場合は、Gmailで複数のアドレスを一括で管理しているのですが、キャリアメールはPOP3に対応していないため、キャリアメールは放置されている状態でした。)
- 通話が頻繁であっても、通話時間が短い人
- 5分以内かけ放題等は提供しているMVNOが多い。長電話かけ放題は大手キャリアの方が良い
- 仕事等で長電話をすることが多いが、スマホ+ガラケーの2台持ちが苦にならない人
- データ通信専用スマホとかけ放題用ガラケーの2台持ちなら、3大キャリアの違約金も徴収されずお得に利用できます。
- 家族でスマホを利用する人
- 3大キャリアでもデータ量を分け合えますが、家族それぞれがデータ定額プランに加入しなければならなかったり、子回線のオプション料金が500円かかったりします。通常は、データ量が増えるほど、データ量あたりの料金は逓減していくので、2契約分のデータ量を相互にやり取りするよりも、1契約分のデータ量を2つのSIMで分割できたほうが、安く済むわけです。IIJmioの場合は、1契約分のデータ定額料金で2つのSIMを持つことができるため、かなり割安になります。
の様なので、MVNOを利用することにしました。
IIJmioを選びました。
IIJmioは、MVNO参入が早く、企業相手の取引が多いため比較的信頼でき、SIMカード追加等の手続きはBICカメラが窓口になるため、実店舗がない他のMVNOよりも安心できるため選びました。
また、仕事に電話を使うため長電話かけ放題プランがあるMVNOも検討しましたが、もしもシークスはデータ量の繰り越しができないのと、プラン変更の手数料が高いため対象外とし、Nifmo、TONEモバイルはIP電話でのかけ放題で、IP電話の通話品質の低さに散々な目にあっていたので対象外としました。(freeeの営業さんと通話するとき、いつもIP電話からかけて来られるため、ブツブツ切れて聞き取れず、つい毎回「IP電話やめてくださいよ!」と言ってしまいます。今後は下記の通りかけ放題となったため、こちらからかけなおすようにします。)
さらに、Softbankの2年縛りも1年以上残ってしまっていたため、違約金を支払うよりはSoftbankの契約もガラケーに機種変更して、スマ放題で通話専用のガラケーとして契約を生かすことにしました。
IIJmioで使用するiPhoneは、docomoかauのiPhoneでないと使用できないので、もともと持っているSoftbankのiPhone5cは引退させ、SIMフリーiPhoneSEをAppleストアで購入することにしました。(SoftbankのiPhoneを利用できるMVNOも2017年3月に誕生するそうです。)
本当は、もともと持っているSoftbankのiPhone5cを通話専用にしたいところですが、SoftbankのiPhoneでは通話のみの契約ができません。docomoは通話のみの契約ができるらしいですが、docomoのiPhoneはMVNOで使用できるので、MVNOに流用したほうが賢明です。
月額料金はいくらになるのか?
データ通信用IIJmioとSoftbankガラケー(メールもネットも無し)の2台持ちの料金月額は、
- Softbank スマ放題(ガラケー用2年契約) 2,200円
- IIJmio データ通信専用SIMライトスタートプラン(6GB) 1,520円
- テザリング利用料 無料
- SIMフリーiPhoneSE64GB(Appleストア)24回払い月額 2,037円
合計 5,757円(税抜)になりました。
得した額は、1,677円+楽天でんわ通話料(月々3,000円くらい)となります。
移行にかかった費用は、
- Softbankガラケー103P(新品同様品)購入代金 1,666円
- SoftbankSIM変更手数料 3,000円
- IIJデータ通信専用SIM購入代金 295円
合計 4,961円になりました。
103Pを選んだのは出回っているSoftbankガラケーの中で、一番出回っていて中古相場が安かったからです。
私もそうでしたが、SoftbankでiPhoneデビューするまではdocomoを使っていて、iPhoneデビューとともにSoftbankに乗り換えたという方が多いので、Softbankの中古ガラケーは供給量が少ないみたいです。周りの人たちが古いSoftbankガラケーを持っていて譲ってもらえれば良かったのですが、誰も持っていませんでした。
105SH、202SH、301Z等も多く出回っていますが、シンプルスタイル(プリペイド携帯)でも使用されている機種なので、もしシンプルスタイルとして登録された機種に当たってしまうと、シンプルスタイル以外の通常プランでは利用できないため回避しました。実際に、USIMを挿して利用できてもSoftbankショップで受け付けてくれないみたいです。(301Zを持っていったら、やはり受け付けてもらえませんでした。シンプルスタイル利用期間が終了してもやはりダメだそうです。)
家族で使うともっとお得?
IIJmioの場合、音声通話付きSIMをもう1枚追加してもプラス月700円で可能で、更に月830円追加すると、5分間通話し放題付きになり、現在6GBの通信量も分けあえるということで、2人でも毎月3GB使うか使わないかのため、妻のDoCoMoもIIJmioに移せば、
- 月額830円+700円=1530円+α(5分超の通話分)
のみで済むので、更に7,000円は節約出来る見通しです。
データ通信については、Softbankよりもむしろ速く感じられたくらいです。通話についても、おそらく楽天でんわと同様の品質であるとすれば、3大キャリアと同様だと思います。
注意点は?
注意点としては、
- パケット定額料金はどこのキャリアも月途中で解約しても月末までの料金をきちんと取られるのに対し、加入は日割り計算のため、MVNOが初月無料キャンペーンなどを行なっていなければ、月末に移行した方がお得です。
- あと、Softbankショップに行ってSoftbankのiPhoneSIMが使えなくなる前にLINEの機種変更処理をしないと、メッセージ履歴が全部消えるおそれがあるので注意して下さい。(私は間違えて焦りましたが、iCloudDriveにバックアップしたため助かりました。iCloudDriveのバックアップは次のiPhoneでLINEを導入する前に行わないと、LINE導入のときにiCloudDriveのバックアップを復元するかどうかの質問自体が出ないので注意が必要です。何れにしても、LINEの移行は方法を調べながら慎重に行なって下さい。)
といったところです。
経費節減の参考になればと思います。